解体を成功させるために依頼者が気をつけるべきポイントとは
住宅、店舗、アパートなど様々な物件を新しいものに変える際に、解体工事をする必要があります。解体工事をただ業者に依頼するだけでは失敗してしまうケースもあるのです。
本項目では、解体を成功するためにはどのようなことに気をつけるべきかを紹介します。
見積もり
失敗する方の多くが、見積もりをいい加減にしているケースがあります。見積もりは解体を成功するために必要な作業なので必ずおこなうようにしましょう。見積もりをする際には、解体作業の内容を確認するようにしてください。
解体作業の中には、足場を組むために必要な費用だけでなく、家廻りのブロックや駐車場コンクリート、庭の植栽や庭石等の付帯する物を記載してもらい、どこに何の予算が必要なのかをチェックしましょう。
しかし、1つの業者だけに見積りを依頼すると、業者が費用を高く見積もった料金を提示するケースもあります。複数の業者に依頼をして見積もり費用が適正なものかを判断するようにしてください。
業者との打ち合わせをしっかりおこなう
解体では、騒音や振動、粉塵等必ず発生します。工事をする前に近所に挨拶回りをするのが一般的です。しかし、近所への挨拶回りで業者とトラブルになることがあります。
業者が挨拶回りを代行すると伝え、挨拶回りで配布予定の品代を請求しながら、実は挨拶回りをしていないということがあります。近所の住人にとっては解体工事を勝手に始めたという印象が強く、心象を悪くしてしまう恐れもあるでしょう。
解体業者の挨拶回りをする際は、どのような段取りでおこなうのかを確認しましょう。(概ね1~2週間前)悪徳業者はいい加減な作業をするため注意が必要です。
実績を確認する
解体工事は業者が多く実績が無くても開業できてしまう事業でもあるため、見極めが大切です。解体業者に依頼をする際は、実績を確認しましょう。
最も判断しやすい方法が、業者がこれまでにどれだけの解体工事を手掛けたかを確認するというものです。施工事例をいくつか提示してもらいましょう。
施工事例を提示してもらえない場合は、解体業者の開業期間を確認しましょう。開業年が10年以上ある業者は多くの解体を手掛けているだけでなく、実績が高い可能性があります。開業歴の長い業者に依頼をしましょう。
また、解体に関しまして不法投棄という問題があります。解体業者が適切に解体したものを処分しているか?という事で、産業廃棄物の処分に関するマニフェストというものがあります。不法投棄していた場合、解体業者だけでなく依頼元であるお客様も罰則規定があります。解体後約1ヶ月あればマニフェストが発行されますので、それを取り寄せる事をお勧めいたします。
工務店経由の業者も注意が必要
工務店に解体業者を紹介してもらう場合でも注意が必要な時があります。
解体業者に高い料金で依頼をさせようとするケースがあるため、工務店に依頼をする際は、どのような解体業者に依頼するかを把握するだけでなく、相場に近い値段なのかどうかを判断するようにしましょう。
大家さんがやらなければいけないこと
自分の家のみの解体であれば、業者を見極めるだけで良いですが、アパート、住宅などの大家さんであれば、解体業者だけでなく住人に対しての対応が必要です。住人へ対応する際は次のポイントに注意をしながら解体作業を進めるようにしましょう。
とくにトラブルに発展してしまうケースが、立ち退きトラブルです。事前に宣告をしても立ち退きをしてもらえない可能性があります。
立ち退きをスムーズに進めるために事前に伝えることはもちろんのこと、立ち退きをしてもらえない場合は第三者の力を借りるなど、コストをかけてでも想定した期間に交渉が成功する段取りを検討するようにしてください。
まとめ
素人は解体に関する知識が少ないため業者に依頼をして高い費用を払わざるを得ないケースが後を断ちません。トラブルを回避するために、分からないことを解消しながら依頼をするようにしましょう。
コスモのリフォームでは、リフォームだけでなく解体もおこなっております。お客様にわかりやすく手順を説明し解体作業をおこなうので安心して依頼が可能です。これから住宅の解体を検討している方は当社にご相談ください。