リフォームのタイミングや頻度について!ケース別に解説


リフォームをするタイミングは案外難しいものです。故障や劣化など、目に見えて修復すべき状態であればわかりやすいのですが、そうでない場合には時間だけが経過してしまうこともあります。

そこで今回は、リフォームの頻度やタイミングについてご紹介いたします。

1. リフォーム時期・頻度の重要性

リフォームというのは、家の状態をマイナスからゼロに戻すために行うものです。経年劣化によって機能性が失われてしまったり、故障したりしてしまった場合などに実施します。

トイレやキッチン、浴室など各設備において、もし劣化や故障が見受けられた場合に、普段の生活で支障が出ていなければ、そのまま放置してしまう人もいることでしょう。リフォームには少なからず費用が発生するので、予定外の出費を避けたいと考えるのは当然です。

しかし、本来であれば、リフォームはその都度行うべきものなのです。

たとえば、問題を先延ばしにした場合にどうなるかを考えてみましょう。故障や劣化を放置してしまうと、最悪の場合、修復が不可能な状態になってしまう恐れがあるのです。そのため、修理ではなく入れ替えが必要になり、結果的に工事費用が高額になってしまうのです。

故障や劣化を発見したタイミングでリフォームをしておけば軽微な作業で済んだはずが、手遅れになってしまったことで交換や解体などの大掛かりな工事を必要としてしまうケースもあります。

たとえば、お風呂やトイレが数日間使用できないとなると、その間どうにかして代わりを見つけなければなりません。仮住まいで過ごさなければならない可能性もあります。そういった自体を避けるためにも、定期的な頻度でメンテナンスを行うようにしましょう。

2. 築年数に応じた目安

リフォームのタイミングの目安となる要素のひとつが『築年数』です。実際に故障などが見受けられない場合であっても、新築から何十年も経過しているのであれば、家は必ず劣化しています。劣化の問題が表面化していないだけの状態ですので、決して油断はできません。

ある日突然お風呂が使えなくなったなど、問題が表面化してから動き出すのでは手遅れとなる場合もありますので、築年数を目安としてリフォームを行うのがおすすめです。

2-1.10年未満

新築からまだ10年も経過していないのに、もうリフォームをする必要があるのかと驚かれるかもしれませんが、早めのメンテナンスという意味では適した時期となります。浴室のドアや給湯器、天井や内壁、外壁などが対象です。

汚れやちょっとした破損が目立ちはじめる時期なので、住まいの寿命を伸ばすためにもリフォームを行いましょう。

2-2.10年以上15年未満

このくらいの時期になると水回り周辺に不具合が出はじめます。トイレやキッチン、浴室や洗面台などが対象です。水回りの設備はどれも使用頻度が高く、湿気が多いので故障しやすいのです。

同時に、外壁や屋根なども普段から雨曝しになっているので劣化が気になります。雨漏りなどの原因となる亀裂などがないか確認しましょう。

2-3.15年以上20年未満

新築から数えて、はじめて大規模修繕をするべき時期となります。建物の基礎部分や配管等、暮らしの土台となるような見えない箇所が劣化しているので、この先も長く住み続けるために一度大掛かりなリフォームを検討しましょう。

3. 目的別の目安

リフォームをするきっかけは故障や経年劣化だけではありません。住人のライフスタイルの変化によっても、リフォームを行うべき場合があります。新築から徐々に家族構成などは変化していくものです。どのような変化があろうと長く住み続けるのが家なので、リフォームによって都度住みやすい家にしていきましょう。

3-1.子どもの成長

お子さんの成長に合わせて、子ども部屋を作る必要が出てきます。あらかじめ子ども部屋を用意していても、2人目、3人目のお子さんが誕生して部屋が足りなくなるケースもあります。壁を取り払って広い子ども部屋にしたり、反対に広い部屋に壁を作ることで部屋数を増やしたりするリフォームがあるので、お子さんの要望に合った方法を選びましょう。

3-2.バリアフリー

家だけでなく、人間も経年で身体能力は低下していきます。そのため、新築当時はなんの問題も感じていなかった階段の上り下りや、玄関の上がり框などが辛く感じてしまうようになります。

段差をスロープにしたり、手すりを取り付けたりするリフォームによって、いつまでも快適な環境を維持することが可能です。

4. リフォームをするタイミングで注意すべきこと

リフォームを行うタイミングとしては、足場を伴う工事はできる限りまとめるのがポイントです。

外壁工事などの場合、職人が施工をするための足場を組み立てますが、その費用はリフォーム費用に含まれます。数万〜数十万という費用は大きな負担となりますので、足場が必要なリフォームを分割して行うのはあまりおすすめできません。

キズや汚れを見つけたらすぐにリフォームをするべきではありますが、家全体で考えたときに無駄な費用が発生しないタイミングも見極める必要があります。判断が難しい場合には、リフォーム会社に相談してみるといいでしょう。

5.まとめ

リフォームを行う目的は、少しでも長く安心して暮らせる家を維持することです。目的を念頭に置くことによって、リフォームすべきタイミングや頻度は自ずと決まるのではないでしょうか。

ご自宅のマイナスをゼロにするためのリフォームですので、現在ご検討中でしたら、ぜひ一度「ウィズコスモ」までお気軽にご相談ください。