クロスの張り替え時期はいつ?こんなサインがあったら張り替えのタイミング


クロスは経年劣化するので、5~10年に一度は張り替えを行いたいものです。しかし、部屋によってクロスの汚れや傷み具合はさまざまです。そこで、汚れや変色が目立つ、表面の毛羽立ちやつなぎ目が気になる、クロスの機能性がなくなってきたというようなサインを感じたら張り替えをしてはいかがでしょうか。

1. クロスの張り替え時期のサインとは?

あまり知られていませんが、クロスは消耗品です。そのため、新しいクロスを張ってから5~10年経過すると張り替えをしなければいけません。

ただし、人の出入りの頻度やどのくらい室内に直射日光がさしこむかによって、クロスの経年劣化の度合いは変わってきます。通気性に優れ直射日光がさしこまず、あまり使わない部屋などは経年劣化のスピードがゆるやかなので、5~10年というのはあくまでも目安となります。

そこで、目で見てわかるクロスの張り替え時期のサインをお教えしましょう。そのサインとは、「汚れや変色が目立つ」「表面の毛羽立ちやつなぎ目が気になる」「防カビ機能や消臭機能がなくなってきた」の3つです。

1-1. 汚れや変色が目立つ

キッチンのコンロ周りは油が飛びやすく、汚れが目立ちやすい代表的な場所です。汚れを落としても日常的に使うため、すぐにまた汚れが付いてしまいます。少し放置していただけで、汚れが染みついて取れなくなってしまった経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

キッチンでは冷蔵庫や電子レンジなどの家電を買い替えるタイミングで、模様替えも兼ねてクロスの張り替えを行いましょう。新しい家電に合わせて、ガラリと印象を変えることが可能です。清潔なキッチンは快適で、お料理の時間が一段と楽しくなるかもしれません。

トイレや洗面所などの水回りは湿度が高くなるため、家の中で最もカビが生えやすい場所であるといえます。気付いた時には、一面にカビが広がっているというケースもあります。クロス表面のカビを落としてもまたすぐに生えてくるなら、クロスの裏側までカビが広がっているのかもしれません。長期的にカビを吸い込み続けていると、健康面に悪影響を及ぼします。現在のクロスをはがして消毒し、防カビ効果のある新しいクロスに張り替えましょう。

ご家族に喫煙者がいる場合は、タバコのヤニでクロスが黄ばみます。喫煙者がいなくても、室内に直射日光がさしこむことによってクロスが色あせてきたり、茶色っぽく変色したりすることもあるのです。

お子さまがいるご家庭では、お子さまが直接クロスを触ることによって手垢が付き、手の届く範囲だけ変色することもあります。汚れを落とすことはできるものの、離れて見ると色ムラが気になってしまうことも少なくありません。

そこで、ご家族の人数が変わるタイミングやエアコンなどの買い替え時期にクロスの張り替えを行うと良いでしょう。とくに古いエアコンを取り除くと、エアコンがあった場所にくっきりとした形跡が残っていて、タバコのヤニや直射日光によってクロスがいかに変色するのかがわかります。家電はどんどんとコンパクト化しているので、新しいエアコンを設置しても古いエアコンの形跡を隠すことはできません。新しいクロスに張り替えると、気持ちまで明るくなります。

1-2. 表面の毛羽立ちやつなぎ目が気になる

クロスの中には経年劣化によって、表面が毛羽立ってくるものがあります。毛羽立ってくると、表面を触っただけでポロポロと粉が落ちてくることもあります。また、新しく張ったばかりの時はよく見ないとクロスとクロスのつなぎ目がわからなかったのに、時間とともに目立つようになってきます。

これは、クロスが経年劣化によって収縮する性質をもっているからです。表面が毛羽立つ、つなぎ目が目立つといったクロスの劣化を見つけたら、張り替え時期だと思いましょう。

劣化するのはクロスだけでありません。クロスと壁面の下地を接着している接着剤も、経年劣化によって接着力が弱まってきます。そのため、張ってから時間が経ったクロスは接着力が弱まった部分だけがたわんで中に空洞ができたり、シワが生じたりすることがあります。

接着剤まで劣化した状態にまで陥ると、新しくクロスを張り替える時に古いクロスをきれいにはがすことが難しくなるケースもあります。古いクロスと一緒に壁面の下地まではがれてしまうと、壁面の補修をしなければいけなくなります。クロスの張り替えを先延ばしにして費用を抑えてきたつもりが、張り替えずに放置したことによってかえって費用がかさむ原因になることもあるのでご注意ください。

1-3. 防カビ機能や消臭機能がなくなってきた

クロスには、さまざまな種類があります。色柄や素材が異なるだけでなく、防カビ機能や消臭機能などの機能性がプラスされたクロスはとても人気です。防カビ機能付きのクロスは、トイレや洗面所などの水回りに張っておくと、カビが生えるのを抑制する効果があります。消臭機能付きのクロスは、トイレやペットがいる部屋などのニオイが気になる場所に張っておくと効果的です。しかし、このような機能も経年劣化によって徐々に失われていきます。

防カビ機能があるクロスのはずなのにカビが生えてきた、消臭機能があるクロスのはずなのに以前よりもニオイを感じるようになったと感じたら、クロスの張り替え時期です。クロスの機能性も、どんどん改良されています。場所に応じた新しいクロスに張り替えれば、より快適な暮らしを手に入れられるでしょう。

2. まとめ

クロスの張り替え時期は5~10年に1回です。ただし、汚れや変色が目立つ時や表面の毛羽立ちやつなぎ目が気になる時、防カビ機能や消臭機能がなくなってきたと感じた時は、年数に関係なくクロスを張り替えましょう。

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