クロスの汚れはどうやって落とす?汚れの原因別の掃除方法をご紹介


クロスの汚れには、油汚れやカビ、ホコリによる黒ずみなどがあります。たとえば、油汚れを落とすには台所用の中性洗剤を使い、カビを落とすにはクロス用のカビ取り剤を使います。汚れに合わせた掃除をすれば、汚れは落としやすくなります。日頃から定期的に掃除しましょう。

1. クロスの汚れの種類とは?

クロスの汚れは、いつの間にか蓄積しているものです。家具を動かしたときに現れたクロスにカビが生えているのを見つけたり、家電を買い替えた時にクロスに家電の跡がくっきり付いていたりといったことに気付いて、驚いた経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

軽度のクロスの汚れであれば落とすことも可能ですが、重度になると落としにくくなります。注意したいのは、クロスの素材によっては汚れを落とすつもりが、かえって汚れを広げてしまうこともあるということ。一般的なビニールクロスなら、洗剤を使って掃除しても構いません。一方で、紙や繊維でできたクロスは水分を吸収しやすい性質をもちます。なるべく洗剤を使わず、水でたたくようにして汚れを落としましょう。

クロスの代表的な汚れには、「油汚れ」「カビ」「子どもの落書き」「タバコのヤニ汚れ」「ホコリによる黒ずみ」の5つがあります。

1-1. 油汚れ

キッチンでは日常的に料理をするので、油汚れはつきものです。料理中の油飛びを防止するアイテムは多数販売されているので、活用されている方も多いのではないでしょうか。油汚れはすぐに掃除してしまえば落ちやすいものです。しかし、そのまま放置するとクロスに染み込んで落としにくくなってしまいます。

クロスに付いた油汚れを落とすには、台所用の中性洗剤を染み込ませたスポンジで拭き取ります。時間が経過した油汚れは、中性洗剤を染み込ませたキッチンペーパーをしばらく貼り付けておくと落としやすくなるでしょう。汚れが落ちたら、クロスに洗剤が残らないようにしっかり水拭きをするのがポイント。洗剤が残っていると、黄ばみの原因になります。

表面がツルツルとしたクロスの場合はわりと簡単に落とせますが、凹凸のあるクロスの場合はその中に油汚れが入り込んでしまっているので厄介です。歯ブラシを使って汚れをかきだすようにして落としましょう。

1-2. カビ

トイレや洗面所などの水回りは湿度が高いので、クロスにカビが生えやすい場所です。換気扇を付けたり、こまめに空気を入れ替えるなどして、通気性の良さを保つようにしましょう。カビが生えていると辺りにカビ胞子が漂うので、近づくと吸いこんでしまうことになります。カビ胞子は健康を害する一因となるので、クロスにカビが生えているのを見つけたらすぐに掃除しましょう。

クロスに付いたカビを落とすには、クロス用のカビ取り剤を吹きかけて拭き取ります。ここで気を付けたいのは、お風呂用のカビ取り剤は決して使用しないことです。なぜなら、お風呂用のカビ取り剤はクロス用よりも強力な成分を含むので、クロスの色柄まで落としてしまう可能性があるからです。ただし、クロス用のカビ取り剤であっても、使い方によってはクロスの色まで落としてしまうことがあります。クロスの状況を確認しながら少量ずつ使用するようにしましょう。

カビを落としたのにまたすぐに生えてくる場合は、壁の下地にまでカビが及んでいる可能性があります。ご家族の健康のために、クロスの張り替えを検討しましょう。

1-3. 子どもの落書き

子どもをのびのびと育ててあげたいと思っている方は多いと思いますが、クロスに落書きされては困ります。落書きを見つけた時は、何を使って書いたのかによって対応が変わってきます。

ボールペンの場合、時間が経過すると落としにくくなるので、少しでも早い処置が必要です。除光液を含ませたコットンをなじませるようにして拭き取りましょう。汚れを広げないように気を付ける必要があるでしょう。

クレヨンやマジックの場合は、メラミンスポンジで少しずつこすっていくときれいに落ちます。凹凸のあるクロスはメラミンスポンジではこすりにくいので、歯磨き粉を付けた歯ブラシでくぼみの汚れをかきだすようにしてこすり、最後は水できれいに拭き取ります。

1-4. タバコのヤニ汚れ

タバコのヤニ汚れは、喫煙者がいるご家庭では切っても切れない汚れではないでしょうか。タバコの煙は広範囲に広がるので、汚れの範囲も広くなりクロス全体に付着しがちです。

タバコのヤニ汚れを落とすには、重曹水で拭き取ります。汚れを均一に落とすのは大変で、ムラになりやすいのが難点です。全体的に汚れをきれいに落としたつもりでも、離れて見てみるとムラができていることに気づくこともあります。ムラが気になるところを掃除し直しながら、数日かけて掃除する必要があります。

1-5. ホコリによる黒ずみ

空気中にはホコリが漂っているので、当然クロスにも付着します。普段からクロスにはたきがけをするなどしてホコリを落としていれば問題はありません。見落としてしまいがちなのは、家具や家電の後ろです。クロスにホコリが付着した状態で放置していると、室内の湿度や料理した時に舞い上がった油分などをホコリが吸い取って、粘性の黒ずみに変化していきます。

ホコリによる黒ずみは、住宅用洗剤を布に吹きかけて拭き取りましょう。部屋の隅などは歯ブラシや綿棒を使うと汚れが落ちやすくなります。洗剤がクロスに残らないように最後はしっかり水で拭き取ります。

2. まとめ

クロスの汚れには油汚れやカビなどがあり、汚れに応じた落とし方をすることが大切です。汚れの程度によっては、クロスの張り替えを検討しましょう。

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