マンションリフォームで失敗しないために抑えておくべき4つのポイント

マンションは戸建住宅とは違い、建て替えなどができません。そのため、経年劣化や快適性向上のためにできる手段として、リフォームを考える方も多いです。

しかし、マンションのリフォームに関して、注意すべきポイントが存在します。そこで今回は、マンションリフォームで抑えておくべき4つのポイントについてご紹介いたします。

 

 

1. リフォームできる範囲を確認する

マンションには『専有部分』と『共有部分』という建物の所有を表す区分が存在します。専有部分というのは天井や壁を含む居住スペースのことです。共有部分は専有部分以外の部分のことを指し、廊下やエントランス、エレベーターなどが該当します。

マンションにおいてリフォームが可能な範囲というのは、専有部分のみとなります。万が一共有部分をリフォームしてしまうと、損害賠償を請求される可能性もあるので、まずはリフォームしたい箇所が専有部分で間違いないか必ず確認を取りましょう。

専有部分だと思っていたが、実は共有部分だったというケースも少なくありません。玄関ドアやバルコニーなどは一見専有部分のように見えますが、部屋の外側に該当する面があるので、共有部分となります。とくに、玄関ドアは物件の印象をガラリと変える部分なので、うっかりリフォームしないように注意しましょう。

また、マンションの管理規約に抵触していないかもポイントです。マンションによって管理規約は異なるので、リフォームに関して問題がしっかりと確認しましょう。

2. 現地を見てもらった上で見積もり依頼をする

リフォームを依頼する場合ですが、依頼主と担当の間で認識にズレが生じる場合があります。

多くの場合、経年劣化による修復や古い設備の入れ替えがリフォームの内容となりますが、依頼主から口頭で説明されただけでは正確な状況を把握できません。いざ現地での施工となったタイミングで予想外の問題が発覚してしまった場合、見積もりの出し直しなど、リフォームの計画が振り出しに戻ってしまいます。

また、現地で調査をした結果、当初の見積もりから大幅な金額変更が発生し、予算をオーバーしてしまう可能性も考えられるのです。場合によってはリフォーム自体が頓挫してしまうこともあるので、どれだけ軽微なリフォームであってもまずは現地をしっかりと見てもらい、その上でリフォーム内容や見積もりを検討してもらいましょう。

3. リフォームのための準備を整える

リフォームには事前準備も大切です。

リフォーム工事中は騒音や振動などが発生しますが、とくにマンションの場合は騒音がダイレクトに伝わってしまい、生活に支障をきたしてしまうパターンもあります。ある程度は近隣住民の方も辛抱してくれるかもしれませんが、それでもあらかじめ工事期間や騒音の出やすいタイミングなどを共有した上で、工事をすることに関する承認を得ておくに越したことはありません。

その他にも、リフォームの内容によっては工事期間中に自宅で寝泊まりができないケースもあります。その場合は、事前に仮住まいを用意しておいた上で、工事開始前に移動しておきましょう。マンスリーマンションやホテル、知人宅など期間次第で選択肢は変わるので、工事期間はできるだけ早めに確認しましょう。

そして、意外と盲点となりがちなのが、工事車両の駐車スペースの確保です。

工具や資材をリフォーム対象である現場まで搬入しなければいけないので、それらを運ぶ工事車両の駐車スペースが必要です。マンションの場合、住民ごとに駐車スペースが決められています。マンションに来客専用のスペースはある場合でも、工事車両がほぼ毎日、終日駐車していることを問題視される可能性もあります。

リフォームを依頼する際は、どのタイミングで何台分の駐車スペースが必要になるのか事前に確認を取りましょう。

4. リフォームの目的を明確にする

長年マンションで住み続けてく中で、リフォームを検討するタイミングが訪れるときがきます。そのときに、漠然としたイメージだけで依頼をしてしまうケースも多いでしょう。

もちろん、具体的に決まっていなくてもリフォームの依頼はできますが、依頼してから工事開始までの期間が長くなってしまいがちです。理想とする具体的なイメージがないせいで、リフォーム内容や資材などを決めるのに時間がかかってしまうからです。目的が明確であれば、「要る・要らない」などの決断がはっきりとすぐに出せるようになります。

5.まとめ

今回ご紹介した4つのポイントは、マンションならではの注意ポイントなので、マンションのリフォームを検討中だという方は、必ず抑えておきましょう。

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