空き家解体業者はどれくらいある?解体費用は?


管理できなくなった空き家がある場合、「売却」や「解体」などを考える必要があります。解体となれば、どの程度の費用が必要で、どれくらいの期間が必要なのか、どんな業者がいるのかなど、素人にはわからないことも数多くあります。

実際、空き家の解体は、どのような業者にお願いすればスムーズなのでしょうか。今回は、空き家の解体業者や解体費用についてくわしくお話していきます。

 

 

 

1.空き家解体の時間や費用は?

空き家の解体は、その構造が費用を大きく左右します。

たとえば、木造建築と、鉄骨建築や鉄筋コンクリート建築の場合を比較すると、同じ間取りであっても、後者の方が若干解体費用も高くなります。木造建築の解体費用相場が約80万円程度なのに対して、鉄骨建築の場合は約90万円程度です。さらに、コンクリートを含む場合はその処分費がさらに追加されます。

一般的に、二階建ての木造住宅の解体には1週間~10日間かかりますが、重機を使える場合とそうでない場合では、解体にかかる期間も変わってきます。

2.解体時に考慮すべきこと

空き家の解体は、古ければ古いほど慎重に行わねばなりません。

長年の経年劣化で、木材やコンクリート、鉄筋などが劣化のために腐食していることがあり、状況を都度確認しながら作業するため、その分解体期間も長引きます。

団地など隣接の住宅が近い場所の場合は、防音シートや防塵シートなどを設置して生活環境の悪化を招かないよう対応が必要です。

なお、解体後の土地を当面持ち続ける場合は、その土地の管理も必要不可欠になってきます。草抜きやごみの処理なども引き続き行わなければなりませんから、解体工事の際に防草シートを張ってもらうなどしておくと、あとの管理の手間も軽減できるでしょう。

3.解体の方法

空き家の解体は、一般的に業者にお願いすることが多いです。

自分で解体しようとする人もいますが、解体後に出てくる木材やコンクリートは産業廃棄物になるので、個人で処分できません。そのため、資格も持っている業者に依頼する方が後処理もスムーズです。

なお、業者に依頼する際には、電気や水道の使用可否を確認しましょう。作業時には、ちりやほこりを防ぐためや、汚れた部分を洗い流すために水道が必要です。空き家の水道契約を解約または休止している場合は、解体が完了するまで水道が使えるようにしておきましょう。

電気も同様なので、あらかじめ業者との打ち合わせが必要です。

4.解体作業を行う時に気にしておくこと

空き家の解体工事の際は、隣接する民家の住民に一言お断りをしておく方がよいでしょう。あいさつ回りは業者が代行してくれますが、施主として一緒にあいさつをしておくとトラブルの防止にもつながります。

また、解体時に注意したいのが「ほこり」や「騒音」です。ほこりが飛散すれば、干してある洗濯物に汚れが付いてしまう可能性もあります。防塵シートを張ればある程度防ぐことはできますが、風向きなどでどうしても影響を与えてしまう場合もあります。

開発団地など、隣接民家が密集している場合には、とくに注意が必要です。

騒音は作業する時間帯をある程度配慮し、作業時間を前もってお知らせすることで対策しましょう。しかし、作業時間として土日や祝日を避けることや、平日昼寝の時間帯は避けるなどの配慮は必要です。

5.業者の選び方

業者を選ぶには、今まで挙げた注意点にしっかり対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

費用だけで選ぶのではなく、信頼できる仕事をしてくれるかどうかを、インターネット上の口コミなどでしっかりと確認しましょう。

業者によっては「産業廃棄物処理業者」など、行政が認めた資格を持っている場合もあります。たとえば、「産業廃棄物処理業者」の場合は、解体で生じたコンクリートや木材くずなどを運搬できる資格をもっているという意味になります。行政が認めた資格をもっているということは、法律に反する仕事をしていないという証でもあるので、会社として資格を有しているかどうかの確認もおすすめです。

6.まとめ

最近では、空き家の解体に長けている業者や、空き家の解体を専門で行う業者も増えてきました。ホームページを見ると、おおよその解体費用や、解体手順をわかりやすく紹介しているだけでなく、実際の解体事例も紹介しています。

「ウィズコスモ」は、リフォームや空き家解体まで総合的に対応できる企業として、お客様にさまざまなご提案をさせていただいております。解体だけでなく、リフォームに関するご相談も受け付けておりますので、まずは一度お気軽にお問い合わせください。