オーナーも知っておきたい解体の流れについて解説

新しい家や店舗を建てる際、更地を購入しない場合は、既存の家屋や店舗を撤去しなければなりません。プロに任せていれば安心ですが、解体の流れを知っておくと、経費や期間などをより正確に把握できます。今回は、オーナーが知っておきたい解体の流れについて、詳しくご説明しましょう。

1.解体前に行うさまざまな手続き

解体をするにあたって、とくに大切なことは「事前準備」だといわれています。そのひとつが「業者選び」です。あまりよく調べないままに業者任せにしていると、あとで追加請求をされたり納期が遅れたりといったトラブルになりかねません。そのためにもある程度、自分自身で解体の流れを知っておくことはオーナーの武器にもなります。

業者選びが終わったら、その後はさまざまな解体に関わる手続きが待っています。まずはライフラインの停止、さらに電話やインターネットの契約に関して、休止や停止の連絡をしなくてはなりません。また所轄の警察に対しては工事に利用する道路の使用許可、廃棄物に関わる申請などを行う必要があります。

ほとんどの場合、法的手続きに関しては業者が行いますが、トラブルを回避するためにも確認をしておいた方がよいでしょう。またアパートのリフォームなど、入居者がいる場合は早めに告知をして、了承を得ておくことが大切です。近隣の挨拶まわりなどは、少なくとも工事がはじまる1週間前までに済ませておいたほうがよいでしょう。

また業者を決定する際には、依頼したい業者を数社選び事前に現場を見てもらったうえで、見積もりを取ることが鉄則です。有名な工務店という理由だけで依頼すると、思いがけず経費が高くついたりするケースもあります。

2.解体業者の決定

解体業者を決定すると、いよいよ解体工事がはじまります。良心的かつ誠実な業者であれば、難しい専門用語を使わず、わかりやすく工程の説明をしてくれることでしょう。工期や費用の支払いの仕方、そのほかの流れなどは工事の担当者が説明してくれます。不明な点はそのままにせず、その都度確認することで、思い違いなどのトラブルを回避できることでしょう。

3.足場等の組み立て

解体工事の際、今後のつき合いなどを考えてみて、近隣住民にはできるだけ迷惑をかけないようにしたいものです。そのため粉塵を防ぐ、養生シートの設置は必須といえます。養生シートをきちんと設置している場合は、比較的粉塵・騒音・振動などを和らげる効果が高まります。

逆にこの養生シートにあまり気を配っていない場合は、騒音が大きくなり、粉塵などが近隣住民に飛散するといったケースが起こり、クレームの引き金になりかねません。

養生シートは再利用するのが普通ですが、その状態を確認することも大切です。部分的に破損があり、そのまま放置して使い続けていると、その隙間から音がもれ、粉塵がこぼれてしまいます。ひいては公共道路を汚してしまうことにもつながりかねません。

養生シートを何度くらい使用しているものなのか、もしくは自分がその効果を知っていることを、業者にさりげなく伝えておくことが得策です。この養生シートに社名や連絡先をプリントしている場合は、自社の仕事に自信があると思って間違いないでしょう。

4. 撤去作業

最初からパワーショベルなどで解体をするケースはまれで、最初は人の手作業で撤去できるものから解体工事がはじまります。たとえば畳やサッシ、壁などがそれにあたります。解体工事で発生するゴミも分別対象になっているので、業者に念押しをしておいてもよいでしょう。

5. 重機による本格作業

建物の内部床や断熱材などが撤去され、柱や梁・壁だけになったら、建物自体の撤去がいよいよスタートします。実は内部の断熱材や畳等の撤去の際にはあまり粉塵は気にならないものの、外部の作業になると粉塵が出ます。またその後基礎の掘り起こしなども行うので、大きな音が出るのです。

6.プロ職人の腕の見せどころ

工事に関わる職人のレベルが高いほど、解体工事に関わる人数は少なくなり、ひいては全体的な経費の削減にもつながります。そのため業者を依頼する際には、どういった職人が工事に携わるのかまで深く質問しておいたほうがよいでしょう。

アルバイトのような経験が少ないスタッフが数多くいても、できることは限られているため、タイムロスと経費が上がります。より経験豊かで手早く作業ができる職人を手配できるかどうかが、コストダウンにつながっていくのです。

7.整地

最終的に地中の埋設物に関する有無が確認できた時点で、解体業者は整地を行い作業が完了となります。解体工事が終了すると、終了に関わる滅失登記や補助金関係の申請など、事務作業があります。滅失登記は1か月以内に行うのが原則です。解体工事が終了した時点で、申請を行っておくとよいでしょう。 

8.まとめ

解体作業は事前の手続きや根回しなどが必要になるので、見積もりも含め慎重に準備をはじめましょう。実際工事が開始すると解体業者が主導で動くことになるので、経過報告などを常に行ってもらうことで安心できます。

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